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2018年5月13日 (日)

ジャージー・ボーイズ in コンサート 5/12 13:00、17:30

@シアターオーブ
マチネ: S席 1階17列 センターブロック
ソワレ: B席 3階3列 センターブロック

フランキー・ヴァリ: 中川晃教
トミー・デヴィート: 藤岡正明(赤)、中河内雅貴(白)
伊礼彼方(青)
ボブ・ゴーディオ: 矢崎広(赤・青)、海宝直人(白)
ニック・マッシ: 福井晶一(白)、Spi(青)

コーラス:
小此木まり、遠藤瑠美子、ダンドイ舞莉花、湊陽奈
白石拓也、山野靖博、森雄基、伊藤広祥、

音楽監督・ピアノ: 島健 演出: 藤田俊太郎


ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』をコンサート形式で上演するというのは、世界初の試みだそうです。
2016年の初演の本編映像と、リアルタイムで撮影した映像を大画面に映しながら、春(=トミー)夏(=ボブ)秋(=ニック)冬(=フランキー)それぞれのメンバーの語りで極力本編に沿った形で進行していきます。
しかし、その中で、ダブル(トリプル)キャストで歌ったり、フランキーの曲を他のキャストが歌ったり、アンサンブルが歌った曲をFour Seasonsが歌ったりと、コンサートでしか聴けないスペシャルな仕掛けがありました。

このコンサートに出ないメンバー、再演に出演しないメンバーも含めて、『ジャージー・ボーイズ』に関わった人全員の存在を感じる演出で、大音くんが阿部さんと石川くんと前日のゲネプロを見たとツイートしてくれましたが、客席から見て自分たちが確かに『ジャージー・ボーイズ』という作品の中にいると実感できるのは嬉しいだろうと思いました。藤田さんの愛ですね。

フランキーが「僕は古いタイプの人間だから、一緒に世に出るってことは、それだけで約束みたいなものだし、それは鉄の絆だ」とトミーを見捨てなかった理由を語りますが、「初演で一緒に『ジャージー・ボーイズ』という作品を作り上げたカンパニーは”ジャージー・ファミリー”のようなものだ」と、藤田さんにも当てはまるような気がします。

初回公演終了後に特別舞台挨拶(詳細はげきぴあさんでどうぞ)があり、その中で藤田さんが『ジャージー・ボーイズ』脚本のリック・エリスさんの言葉を紹介してくださいました。

「この『ジャージー・ボーイズ』は観客ひとりひとりのものです。そしてこれは、バックステージ、スタッフ、舞台上にいるミュージシャン、バンド、作品を影で支えるそれぞれひとりひとりの物語でもある」

人それぞれの人生には、ハッキリとした形でなくとも、また、順番は違ってもFour Seasonsと同様に春夏秋冬があるはず。季節はめぐり、人や状況は変わる。
聖人ではない、多くの失敗と挫折と絶望を積み重ねていくFour Seasons。それでも彼らには音楽がある。

「誰より愛をくれる人は誰?」
本編最後で歌われる「Who Loves You」の歌詞、それはフランキーにとっては音楽であり、この作品を見ている観客にとっては舞台上に立つ彼らである。
フランキーの音楽に対する思いの強さが、希望となり、私たち観客を照らしてくれているように思います。


「俺、トミー・デヴィート」「俺がトミー・デヴィート」「俺が、トミー・デヴィート」
ヤンチャが過ぎた赤の藤岡トミー、ええカッコしぃで追い詰められた白の中河内トミー、新生・青の伊礼トミーはふてぶてしい感じ。
三者三様のトミーでとても良かったです。

「伝説の赤」と、客席にペンライトの色を赤にするように脅迫、違った、強要する藤岡くん。
台詞が飛んで藤岡くんに無茶ブリする伊礼くん。
舞台挨拶で「僕はアッキーさんが居やすいように、居心地がいいように癒しとなるべく頑張ります。TEAM WHITEは向こう(赤と青)と違って温厚なチームですから」と、続投チームとしてコメントする中河内くん(反対側で膝から崩れ落ちるぴろし)。
個人的に「Big Girls Don’t Cry」のAメロでのガウチくんの肩の動きが最高だと思っているので、歌割りが白チームで嬉しかったです。

ぴろしボブ、頑張りました!
海宝くんがギリギリのスケジュールだったこともあるのか、キッカケの確認が必要な箇所の多くはぴろしくんが担当していたように見えました。

私は本当にぴろしボブが好きなのです。
今まで末っ子ポジションだったフランキーに出来た弟のような存在だけど、いつのまにか音楽という言語を通して強く結びつき、2人で高みに登っていく。
初演ではヤンチャな赤チームの中だからこそ、2人のニコイチ感が可愛らしく特別に見えました。青チームではどうなるのでしょうか。

そして、彼の歌の成長に驚かされました。
「Oh, what a night」はもちろん、ボブ・クルーの下でバックアップコーラスをするシーンでは、戸井さんの超高音パート(通称“いま雨が”おじさん)と阿部さんの男臭いパート両方にチャレンジ。
コンサート自体が初めてだとのことですが、夜公演では観客を煽る仕草もあり、色々な挑戦も楽しめているように見えました。

海宝くんは、フランキーとメアリーの曲「My Eyes Adored You」と、バックアップコーラスでは、まりゑちゃんのパートを。
音程だけではなく音色を合わせるというところまで持っていくというジャージー・ボーイズのコーラス。
白チームの安定感は、海宝くんの歌唱力と実力があってのもの。
それが「フランキーを世に出すのは自分だ」というボブの自信に繋がっているように見えて、クールでクレバーな白ボブ像を作り上げていたと思います。
どう深めていくのか楽しみです。

「Dawn」は藤岡くんの合図から全8人で。
さすがにコーラスの厚みがスゴい。その中から浮かび上がるフランキーの歌声の頼もしさ。

最初にフランキーに歌のテクニックを教えてくれたニック。どんなことがあっても「みんなと一緒だ」とついて来てくれるという安心感。
福井さんと、光夫さん、そしてさらに身長の高いSpiくんの大きさは、その余裕のようなものに視覚的な説得力がありました。
だから、フランキーもボブもトミーも甘えてしまったのだと。

白ニックの福井さんは、飛び道具な役割。
それまでバランスが取れていたトミーの借金が発覚した後の爆発力は物語を大きく動かす。
福井さんのソロ曲が意外性があったかも。

Spiくんはニック役としては未知数なのですが、「Beggin’」では体全体でリズムを取る感じで躍動感がありました。
でも、カテコライブの「Big Girls Don't Cry」のSilly Girl〜♪で自分から白ニックの福井さんに絡みに行くあたり、もうちゃんとニックでしたね(笑)

そして、冬のパート、フランキー。
冬パートは大画面に壇上のカメラで撮影されているリアルタイムでの映像も初演の映像も映されない。フランキーを演じるアッキーの声だけで物語を紡いでいく。
それだけアッキーの歌に力があるということ。

天使のような歌声の春パートでは、トミーたちの後ろでキュートにペンライトを振っている様子がまさに天使かと思いましたね??なんだあの可愛い生き物。
夏はオリジナルFour Seasonsの全盛期。照りつける夏の太陽のように強力なヒット曲と雲まで突き抜けてしまいそうなフランキーの高音。
秋から冬は、台詞に人生経験を積んだフランキーの凄みが感じられました。

ジェットコースターのような展開でも、勢い任せにせず、丁寧に台詞を紡ぎ、歌う。
アッキーのお芝居の好きなところです。

新しいFour Seasonsを集めてヒットチャートに返り咲く貫禄たっぷりの「Walking My Way」の後に続く悲劇。

春パートで、トミーがフランキーの声を聴いて「Earth Angel」を歌い、冬パートでは、フランキーがフランシーヌを思って「Fallen Angel」を歌う。
地上に堕ちてきた天使が自分の天使のために歌うラブソングの美しさは神聖なレクイエムのようにも感じます。

ここまで、いろいろ書いてきましたが、このコンサートを通して中川晃教って最高じゃない?ってところに帰結してしまう。
大正義・中川晃教、大天使・中川晃教。

舞台挨拶で藤岡くんが「演出家に嫌われたので再演には出られないんですが(藤田さん: 私は藤岡正明さんが大好きです!!)」とジョークを飛ばしていましたが、9月からの再演には出演しない藤岡くんとアッキーの絡みがたくさん見られたことは、私にとって素晴らしい経験でした。藤田さんありがとう。

「真実の愛(A Sunday Kind Of Love)」で向かい合って声を合わせて歌うアッキーの充実した表情、カテコライブの「Can’t Take My Eyes Off You」で藤岡くんがアッキーの歌にアレンジをかぶせて楽しそうに笑い合う様子。
この作品と音楽が2人の出会いを喜んでいるようでした。

さて、このコンサート、ほぼ本編を見たような満足感があるのですが、「Four Seasonsという名前でグループがひとつになった瞬間」と、ボブ・クルーに曲が認められた場面は再現していなかったのです。(もっくんボブ・クルーの印象的なあの台詞もお預け)
Four SeasonsがFour Seasonsになるその瞬間は、本編を見なければわからない。

世界初のコンサートバージョンを経た9月の再演がますます楽しみになりました。

あと、東宝さん、ひとつお願いがあるのですが、Short Shortsのアッキーがめっちゃ可愛かったので、映像を売ってください。(これで締めるのかよ)

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